包茎の種類と手術について
包茎とは、男性の陰茎の亀頭部を包皮が覆っている状態を指します。陰茎の成長が終了する10代の後半辺りには、自然と包皮がむける方もいますが、そうでない場合は包茎ということになります。包茎は垢が溜まりやすいという衛生的な面はもちろん、性交渉に支障をきたす場合もあり、もし性交渉自体は可能でも、例えば亀頭包皮炎など炎症を起こしている状態では、ご自身はもちろん、パートナーにも影響を与えてしまいます。ですから、なるべく早めに包茎治療を検討すると良いでしょう。
包茎の種類には、まず仮性包茎があります。これは包皮を一応自由にむけるのですが、手を離すとまた亀頭を覆ってしまうという状態です。次にカントン包茎です。包皮の口が狭いために完全にむくことが出来ず、亀頭を十分に露出させることができません。最後の真性包茎は、最も深刻な状態と言えます。包茎の口が非常に狭く、なおかつ包皮と亀頭が癒着していたりして、亀頭をほとんど露出させることができません。
包茎手術にはいくつかの方法がありますが、現在では亀頭直下法が主流となっています。包皮を切除するのは従来型の方法と同じですが、縫合部が亀頭の下の溝に収まるので縫合部が目立ちにくい、つまり包茎手術を受けたことが外部に分かりにくいというメリットがあります。なお、多くのクリニックでは術後は日帰りが可能であり、また数週間から1ヶ月程度で傷は完治しますので、それ以降は性交渉が可能になります。